これからの外国債券での運用について
2020.9.5日経新聞より
個人の運用戦略について参考になる内容が日経新聞に出ていました。
今までは株が上がると債券が下がり、株が下がると債券が上がるというのがセオリーでした。株と債券を半々に保有することによって価格変動を抑え、総合的に資産を増やしていくというのが資産運用の王道でした。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、私たちの年金の運用を行っている機関になります。ここのポートフォリオがよく運用の参考の引き合いに出されます。こちらは株と債券が50%です。
GPIF・2020年4月からの割合
新聞記事はこのうち債券の運用効率が下がるため、割合を減らすことを検討とあります。
理由は3つ。
①コロナ禍を受け世界の長期金利が0%台後半に低下している→金利メリットがない
②それに伴い米ドル安円高のリスクがある→円高になると評価額が下がる
③今後経済が回復して金利が上がった時、債券価格が下がる
基本のポートフォリオを守っていくのも、その時の状況に応じて配分を変えるのも決めるのはご自身です。どちらがよかったのかは後になってみないとわかりませんから。
こんな記事もあると参考にしていただければと思います。