国内債券の運用、期待できる!?
こんなレポートがあったので紹介したいと思います。
要点をまとめると
「国内債券インデックスの累積トータルリターンは10年間でプラス5%を期待できるかも!?」
ということでした。
以前、こんな記事を書きました。
外国債券の運用があまり期待できない、というものでした。
前の記事では今は金利が最低レベルで
・金利がこのままであれば利回りは期待できない
・金利が上がると債券価格が下がってしまうから投信の基準価額もさがる
という債券投資のマイナス面を紹介するようなものでした。
ニッセイ基礎研究所の記事は国内債券の説明になってますが、外国債券でも同じことがいえると思います。
「金利が上がって債券価格は下がっても定期的なインカムリターンがそれを補い、そのためわずかながらにもプラスになる。」
とあります。
そう、投信は直接債券を購入する場合と違い、償還がくればまた新しい債券を組み込むという考えが以前の記事の考え方から抜けていました。金利があがると組み込んでいる債券が生み出す利回りも上がるのです。
レポートの最後には
「現状、金利が底であり今後は金利上昇のリスクがあるので、債券投資は回避すべきとの意見があるが、収益性よりも安定性を求める人にとっては債券投資も当面の投資先になるのではないか。」
と結ばれています。
前回の記事と同様、債券を自身の運用に組み込むかどうかの参考にしていただければと思います。