高金利な外国債券に気を付けよう
皆さん、銀行や証券会社で金利の高い外国債券をセールスされたことありませんか?
「高利率でお得と思ったのに・・・」
日本の低い定期預金の利率を見慣れた方は1度は高い金利の外債に目を奪われたことがあるはず。
そして購入された方のほとんどが現在評価損になっていませんか?
既に保有されている方は見直しの機会に。
今、検討されている方は是非このブログを読んでください!
1.利率と利回りの違い
証券会社の販売資料では、高い利率の方がが大きな文字で、低い利回りが小さく記載されています。大きな字で高い利率を強調されるとそこに目がいってしまいがちですが実は大事なのは小さい字で書いてある利回りの方。
債券価格は変動する仕組みによるものなのですが、まあ難しいのでとりあえずは
低い利回りの方を必ずチェックする!
2.為替手数料
高金利の通貨は為替手数料が高いです。同じ金融機関でも米ドルは1ドルあたり往復50銭なのに対し、トルコリラだと往復3円かかります。
金額だけでなく円に対してのパーセンテージで考えることも必要です。
この場合米ドルは0.5%、トルコリラは20%です。
金利が高くても為替手数料で利益が飛んでしまうということもありそうです。
3.為替の変化
高金利の国はインフレ率が高いので長期で円に対しての価値が下がる傾向にあります。
ブラジルレアル↓
どちらも20年の間に半分以下になっています。
これこそ、増えるはずの資産が減っている最大の要因!
これらの為替がまた上がっていく見込みがあるのか、ここが外債購入を検討する際の一番のポイントですね。
金融機関で勧められたら、まずはその場で申し込まず一度持ち帰りましょう。
即決しない、それが大事です。